個展[Diffused reflection]
いよいよ一週間を切りました。
自分でも意外なのですが、東京での個展は初めてです。 どうぞ宜しくお願い致します!!! 徳永博子
<展覧会タイトル>
德永博子個展[Diffused reflection]
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期 間:2018年11月16日(金)~12月1日(土)
時 間:11:00~19:00
※最終日は18:00まで/日・月・祝日休廊
【レセプションパーティ】
日 時:2018年11月16日(金)18:00~20:00
自由入場
会場:MDP GALLERY
〒153-0042
東京都目黒区青葉台1-14-18 map
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【開催について】
-Diffused reflection-
子供の頃にとあるSF映画を見た。
コンピュータの反乱により世界は崩壊し、人間はコンピュータの動力源として培養され、永遠に「生きる」という「夢」を見続けるというものだった。
今考えるとよくあるSF映画の設定だが子供ながらにショックを受け、その日を境に目にしているすべてのものは、一瞬にして不確かで不安定なものへと変わった。
全てが霧のように見える。
何かの拍子ですぐに崩れてしまうように世界は儚く思えた。
すべての物質は永遠にその形を留めないし、用がなくなればサラサラと流れ、また別の形を生み出す。
その繰り返しが、世界だと思った。物理的な意味はもちろん、私たちの物質に対する認識にも同じことが言える。
人間にとって物質は、情報によって作られている。
なんとも不確かで刹那的、ふっと息を吹きかければ消えてしまいそうなこの世界を、私は閉じ込めたい。
一瞬を永遠に、永遠を一瞬に‥‥。
德永博子
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主に、透明アクリル板の表面をルーターで細かく描画し幾重に重ね、ミラーあわせることで描画が倍に増加し、周りが映り込み独特の浮遊感を創出する德永の作品。
本展覧会では、作品に照明を当て壁に反射させ、描画を投影するという表現方法を中心に構成します。
日中の光が差し込んだ様子や、日暮時の陰影が静かにゆっくりと色濃く現れる様子など、会場の環境により様々な表情がお楽しみいただけます。